病院紹介病院長挨拶

院長 鎗田努

患者さんがインターネットで病気を調べたり病院を探したりは、普通になっているようです。「病状からいって、私は○○症候群ですか」と聞かれ、「そんな珍しい病気は知らないや」と驚いたり(単に私が不勉強なだけ?)、突然家族が現れて「この病気でしたらここに紹介してくれ」と言われ、どうしてこんなところにと驚いたり(医師はどの病院にどんな医師がいて、その病院の臨床の実力はどのくらいかの大体の情報はもっていますので。)することが時々あります。インターネットは大切で、病院のホームページは重要な役割を担っていると、頭では理解はしています。若い医師達から「ホームページを更新したい」と相談されました。未だ病院の評価はかかっている患者さんや近隣の医師達がしてくれるものと思っていますので、ホームページを開いて内容のチェックもせずに「よろしく頼む」と言っている状態です。(これではこの時代の院長は失格ですね。)

現場医療とは、診断から治療まで最適の医療を提供(場面によっては他施設への依頼も含めて)することと、患者さんを大切にして、後療法、時間外診療、往診(訪問:診療、看護、リハビリ)まで一貫して行うことと考えており、なんとか曲がりなりにも行ってきていると考えています。内科と外科が中心で特に消化器と呼吸器は高い評価をいただいており、毎日午前、午後(消化器は土曜日の午後に時に専門医がいないことがありますが)外来を行っています。病気が多様化していますので、種々の専門外来も行っており、特に多くの病気の基となる糖尿病は週7コマ、需要の多い循環器は週に10コマの外来があります。大変ご迷惑おかけしてきました小児科は、平成26年4月より優れた医師が赴任しました。当院の大切な業務の1つである消化器と呼吸器の手術は、近隣の先生方からご紹介も多く、ほぼ毎日取り組んでおります。さらに努力し新しい技術なども取り入れ、信頼を保ち続けたいと念じております。私は70歳でメスを置きましたが、手術に何かと口を出しては嫌がられています。(外科医としても失格と言われたくはありません。)

高齢者の割合が最高になると予想される2025年に向けて、厚労省は多くの施策を打ち出しており、その根幹は総医療費抑制と地域全体で患者さん(老人)を診る(支える)と理解しています。総論としては賛成というか仕方ないことだと思っていますが、次々と出される各論(内容は誘導と統制)には問題が多いと思っています。きちんと理解して実践しないと病院の経営は成り立たないとして、院長宛の病院経営講座の案内が次々と送られてきています。医者は患者さんと病気に向き合っていれば良いと日頃から考えていますので、出席していませんが「それではつぶされてしまうぞ」と友人の大病院の前院長に言われてしまいました。厚労省ヒエラルキーがますます強化され、医師が患者さんの方ではなく厚労省の方を向かされているようでは、医療はこれからどうなってしまうのでしょうか。(こんなことを言っているようではこの時代の院長は完全に失格ですが)

医者としてどうあるべきかという姿勢を基本に医療に取り組みたいと考えています。

患者さんの高齢化が進んでいるせいでしょうか。患者さんの訴えも様相が変わってきて、整形外科や脳神経の知識の豊富な医師が常勤医として必要になってきました。この2科はMRIがないと診断がつきにくいので新棟の建設に合わせ、MRIの導入を予定しています。

これまで以上に皆様のお役に立てる病院を目指していきますので、これからもよろしくご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

院長 鎗田努