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医療法人 鎗田病院

部門紹介

チーム医療

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がんリハビリテーションチーム

がんリハビリテーションチームとは?

当院では、がん治療に対して手術を選択される方の場合、手術前から予防的なリハビリを行い、術後早期から積極的に介入をすることで早期回復・退院を目指しています。また、緩和的な時期のがん患者さんに対しては、個々の要望に応じたリハビリを行い日常生活の支援をしています。

当院のがんリハビリテーションチームは、2019年より始まり、がん患者さんに対して多職種が連携し、最善のチーム医療を患者さんに提供出来るように目指しています。

役割

  • 新しい知識習得のために、勉強会の開催や外部の研修会へ参加し、またチーム以外のスタッフへ研修会の参加を促すことで、がんに対する新しい知識の習得を目標とする。
  • 症例検討やカンファレンスを行うことで、多種職の情報共有機会を増やしチーム医療の最善化を図る。

主な活動内容

  • 症例検討を行い、がんに対する治療データの蓄積と多職種の理解を深め、がん患者さんに対して質の高いチーム医療を提供する事を目指す。
  • がんに関連した勉強会を開催し、当院全体のがんに対する知識のさらなる向上を図る。

チーム構成

医師 1名
看護師 3名
薬剤師 1名
理学療法士 1名
作業療法士 1名
言語聴覚士 1名

栄養サポートチーム(NST)

NSTとは?

適切な栄養管理を行うことは医療現場においても最も基本的な治療といえます。
NSTは患者さんの栄養管理のために医師、管理栄養士、薬剤師、看護師、言語聴覚士、臨床検査技師などが職域を超えて集まったチームの名称です。これらの職種が専門分野を生かして、様々な病態の患者さんに最適な栄養管理を提供していきます。

主な活動内容

    • 院内勉強会を開催し、職員への教育・啓蒙活動
    • 低栄養患者に対する術前術後の栄養管理
    • 病態別に必要な特殊な栄養管理
      などの場合に主治医や担当スタッフからの栄養管理における相談応需
  1. 院内で用いられる栄養補助食品や経腸栄養剤、輸液管理に関わる院内マニュアルの作成
  2. 他の医療チーム(がんリハビリテーションチーム、褥瘡対策チーム、抗菌薬適正使用チームなど)との情報共有・チーム同士で連携した患者の治療のサポート
  3. 入院患者の栄養状態の評価と確認
  4. 院内勉強会を開催し、職員への教育・啓蒙活動

感染対策チーム(ICT)

役割と目的

ICTとはインフェクションコントロールチーム(Infection Control Team)の略称で、院内で起こる様々な感染症から患者、家族、職員の安全を守るために活動を行う組織です。 医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、リハビリ、事務など様々な職種が集まり、病院全体の感染対策活動に従事しています。
病院に関わる患者、家族、面会者、職員を含め病院内のすべての方への感染を予防するため、より安全な医療を提供できるように活動しています。

主な活動内容

  1. 院内感染症サーベイランスと評価
    感染症の発生状況、抗菌薬使用状況、院内検出病原体など情報共有や協議しています。
  2. 院内ラウンド
    ICTメンバーにて1回/週院内ラウンドを実施し現場の感染管理状況や監視、指導、相談などを行っています。
  3. 感染対策教育の実施
    2回以上/年 病院全体職員に対し感染管理教育研修を開催しています。
  4. 感染対策マニュアルの作成と改訂
  5. 抗菌薬適正使用チームと共同で抗菌薬の適正使用の推進活動
  6. 地域医療施設との連携
    4回/年 地域医療施設と感染に関する合同カンファレンスに参加しています。

抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

役割と目的

ASTとは(Antimicrobial Stewardship Team)の略称で、感染症の治療の効果を上げ、耐性菌を減らすことを目的に抗菌薬適正使用を支援する役割があります。
医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師など様々な職種が集まり、感染制御室と連携し、病院全体の感染対策活動に従事しています。

主な活動内容

  1. 臨床医からの感染症例の治療相談・病棟回診
    血液培養陽性患者の抗菌薬使用状況、培養検査結果などを確認し、必要に応じて主治医に薬剤変更や投与量の提案を行います。
  2. アンチバイオグラムの作成
    半年~1年毎のアンチバイオグラムの作成し評価しています。培養検査の結果より、主要な細菌と抗菌薬の感受性を表にまとめています。結果を院内へ周知します。
  3. 抗菌薬の処方後の適正使用に関する評価をフィードバック 
    広域抗菌薬による耐性菌出現を抑えるため、原因菌の同定後はde-escalationの提案を積極的に行っています。
  4. 院内の採用抗菌薬の見直し
  5. 抗菌薬に関する院内マニュアルの作成
  6. 抗菌薬適正使用に関する院内研修の開催